サイトの内部に手を加えて行う方法を「内部SEO対策」といいます。コンテンツの質がどんなに高く専門性のある内容だとしても、検索エンジンで評価されないばかりか順位が上がらなくなってしまいます。
狙ったキーワードで上位に表示させるためにも、内部SEO対策はとってもきれない重要な対策になります。内部SEO対策とはどんなものなのか?基本についてわかりやすく説明していきたいと思います。
内部SEO対策とは
検索エンジンのアルゴリズムでは200種類以上の指標をもとに順位を決めているといわれています。内部SEO対策といってもさまざまな種類があり、メタディスクリプションやタイトルタグ、見出しタグ、alt属性、リンクの設置、XMLサイトマップなどがあります。
一昔まえの内部SEO対策は、メタディスクリプションやタイトルなどの埋め込みが主流でしたが、検索エンジンのほうでキーワードの埋め込みが過剰だとスパムとしてみなされるようになりました。
内部SEO対策は爆発的な順位の上昇が見込めるものではありませんが、コンテンツの質と一緒に見直すことによって高く評価されるサイトになります。
SEOの目安として1ヶ月~2ヶ月は時間がかかることを考慮しておき、早めに対策するのをおすすめします。内部SEOが面倒くさいと簡単な方法を選ぶとペナルティになります。
内部SEO対策は具体的にどんなことをすればいいの?
内部SEO対策は、Googleのガイドラインを遵守したもので行うのをおすすめします。
専門性で質の高いコンテンツ
専門性の高いコンテンツは検索エンジンにも高く評価されます。その反面、誰でも知っている内容をまとめただけのコンテンツではGoogleからの評価を得ることはできません。
またスパムとしてみなされてしまうもののなかに“コピーコンテンツ”があります。安易に他の人のコンテンツをコピーした内容だったり、語尾を少し言い換えただけのサイトは評価が下がる原因にもなります。
上位を獲得したいからといってコンテンツ質が低かったり、モラル違反になるようなコンテンツは逆効果になるので注意してくださいね。日本語としての正しい文法や文脈はもちろん、誤字や脱字のないようにしっかりと見直していきましょう。
htmlタグの最適化
SEO対策を考えるうえでhtmlタグは欠かせないものです。
- タイトルタグ
- メタディスクリプションタグ
- メタキーワードタグ
- hタグ(h1・h2・h3など)
- alt属性(imgタグに設定する代替テキスト)
- ストロングタグ
など一言にタグといっても種類がたくさんあります。
それぞれのタグには設定方法やルールが違うのでそれぞれの特徴や使い方を把握しておかなくてはいけません。例えばタイトルタグの場合は、ページごとに設定する必要があります。
そのページに何が書いてあるのかを明確にするものになり、内容が伝わりやすいものを設定しなくてはいけません。検索エンジンがテーマを認識するためにも使っているため、明確に記述する必要があります。
パンくずリスト
訪問者が今どこにいるのかがひと目でわかるようにアシストするのが、パンくずリストになります。ウェブの階層構造を表しているものになり、サイトのどこにいるのか迷ってしまうときに設定するのをおすすめします。
ユーザーにとって読みやすいサイトにするのはもちろん、検索エンジンにも同じことがいえます。パンくずリストを設置すると、構造を適切に伝えることにも繋がります。
階層構造を適切に示しているのはもちろん、違和感なくページの移動ができるようにパンくずリストを作る必要があります。パンくずリストとしての役目を果たしたものにできるようにしてくださいね。
リンク切れの確認
リンクの有効期限が切れてしまい、クリックしても飛ぶ先のページがない状態のことをいいます。リンクが切れていることが検索順位に大きな影響を与える心配はありません。でもユーザーからすれば、サイトのり弁性を下げることになってしまいます。
意外とサイトのなかにリンク切れがそのままになっていることも少なくありません。もし管理するのが難しいときは無料で使えるリンク切れを確認するサイトなどもあります。
管理しやすい方法で調べるようにしておきましょう。
URL正規化しておく
意外と見逃しがちなのですが、wwwなどのURLを統一しておく作業も内部SEO対策になります。例えば、すべて同じページに飛ぶのにURLの表示が違うケースはありませんか?
使いにくいだけでなく、URLが違うので評価の分散になってしまいます。検索エンジンはとても優秀なので自動で判定してくれますが、設定しておいて損はありません。
まとめ
内部SEOはコンテンツはもちろん、タグやパンくずリスト、リンク切れなどやらなくてはいけないことがたくさんあります。
ユーザーがサイトのなかで移動しやすく読みやすくするためにも、内部SEO対策について見直してみてもいいと思います。コンテンツの質も含め内部SEOを変えるだけでユーザー対策もしっかりとできますよ。